睡眠歯科

睡眠時の問題を歯科の視点から治療
いびきをかいたり、歯ぎしりをする方は非常に多く、本人は気づいていなくても家族やパートナーに迷惑をかけてしまう行為です。
当院ではいびき(睡眠時無呼吸症候群)や歯ぎしりの治療に医療機関と連携して対応しております。
治療では患者様のお口にフィットするマウスピースを作製し、いびき、歯ぎしりの解消や睡眠の質を向上できるようにサポートいたします。
特に睡眠時無呼吸症候群の早期発見・早期治療は、重大な合併症の予防にもつながります。

いびき治療

いびきは、鼻腔から咽頭、喉頭までの上気道が何らかの理由で狭められることで空気の抵抗が大きくなり、粘膜や分泌物が振動して起こります。
いびきは、重大な疾患による症状の一つである恐れもあります。 

いびきに関連する病気や体に与える悪い影響
  睡眠時無呼吸症候群
  睡眠障害(意欲・気力の低下、意識低下による事故)
  呼吸障害による心臓・脳などの疾患

保険適用にてマウスピースでのいびき改善の治療を行っています。
「歯だけ」「体だけ」ではなく、お口から全身の健康を守る医療をめざしています。
必要に応じて内科や専門医と連携し情報を共有しながら治療を進める体制を整えております。
いびきでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

歯ぎしり治療

歯医者で行える一番の治療法は、睡眠時にマウスピースをご使用いただくことです。
お一人おひとりの口腔にあわせた形でマウスピースを作製します。
マウスピースを入れることによって、歯ぎしりから歯を守るだけではなく、知覚過敏、歯根膜炎、顎関節症、咬耗(こうもう)、セラミックの破折防止、歯牙破折、歯周病にも効果的です。

口腔機能低下症

加齢だけでなく、疾患や障害など様々な要因によって口腔の機能が複合的に低下している疾患です。
具体的には「以前に比べて食事がしにくくなった」といったことが主な症状です。

こんなことが気になる方におすすめです
食べ物を噛んだり飲み込んだりしにくくなった
口腔内が乾燥しやすくなった
食事中にむせやすくなった
薬が飲み込みにくくなった
滑舌が悪くなってきた

 口腔機能低下症の検査はこんなことを行います

  1. お口の中の衛生状態を確認
  2. お口の中の乾燥状態を確認
  3. 嚙む力を確認
  4. 舌と唇の運動機能を確認
  5. 舌圧を測定
  6. 咀しゃく機能を確認する
  7. 飲み込みの確認
  • 舌の表面を見て「舌苔」の状況を確認します
  • 口腔水分計で潤い具合を計測します
  • 歯の数を確認します
  • 1秒間にどれだけ発音できるか測定します
  • 舌を上に押し上げる力を測定します
  • グミを使い、上手に噛めているか測定します
  • 飲み込みについての聞き取りをします

   上記の7項目中3項目以上あてはまると「口腔機能低下症」と診断されます。
   当てはまった項目についてのケア方法をお伝えします。
当院ではさらに「口唇閉鎖力」の計測もできます。
歯科医師、小児歯科学会認定歯科衛生士、管理栄養士、言語聴覚士など多職種で連携ポートいたします。
お早めにご来院ください。

口腔機能発達不全症

18歳未満で、食べる、話すなどの口腔機能が十分に発達していない疾患です。
生まれつきの障害がないにも関わらず、個人や環境的な要因によって口腔機能の発達が遅れている状態です。
保険適用もされており、早期発見と適切な治療で改善が見込めます。

お子さんのこんなことが気になりませんか?
口呼吸が目立つ
食べ方、飲み込みが極端に下手
高学年になっても錠剤が飲み込めない
めん類をすすれない
5歳以降も発音が不明瞭
指しゃぶり、おしゃぶりが長く続いている
舌が前に出てくる、下顎の方に落ちている
口を開いている時に舌がよく見える
よだれが気になる
イビキをかく
歯並びが悪い
口腔機能発達不全症によくあるお悩みです。

口腔機能発達不全症の検査はこんなことを行います
自覚症状はあまりなく、チェックシートを用いて診断を行います。
保護者さまからの聞き取り、かみ合わせや呼吸の状態、歯並びやのどの形態、口を閉じる力や舌の力の測定を行います。
口腔機能発達不全症の子どもを正しい成長に導くには、できるだけ早期に専門的な介入を行うことが重要です。
お早めにご来院ください。

バイオブロックセラピー

バイオブロックセラピー(バイオブロック治療)とは、歯並びやかみ合わせ、あごの成長の問題を、“成長を活かして”根本から整えていく治療法です。
子どもの「出っ歯」「受け口」「口呼吸」「あごが小さい」といった悩みに対して、ただ矯正器具で動かすのではなく、自然な成長をサポートして、正しい位置にあごや歯が育つように導いていくのがこの治療法の特徴です。
バイオブロックセラピーでは、「バイオブロック装置」と呼ばれるあごの成長誘導装置を使用します。

   上あごを広げる
   下あごの位置を正しい場所に誘導する
   鼻呼吸を促すようにする
   舌の位置や姿勢を整える

などを目的にして、骨格ごと整えていきます。

こんな子が向いています
   口がいつも開いてる
   寝てるときいびき・口呼吸がある
   食べ方が気になる(丸飲み、左右差など)
   あごが小さい/前に出てる/引っ込んでる
   顔つきが気になる(長い・細いなど)

バイオブロック装置

「歯」だけでなく「呼吸・あごの発育・全身バランス」にも目を向けることが大切です◎
お気軽にご相談ください。